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239 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/06(火) 21:44:49 ID:9R2imQkf
私は、とあるギルドに所属して世界樹の踏破を目指している。
今は宿屋。冒険者にも休息は必要だ。
いま、私の横のベッドに寝転がっている一見だらしなく見える女性。
彼女こそがこのギルドの守護神、パラディンである。
普段は鎧で見えないが、スタイル抜群のナイスバディである。
…彼女がパラディンでよかった。

「どうした?さっきからこちらを気にしているようだが。」
おっと気が付かれてしまった。
だが、せっかくの機会、聞きたかった事を聞いてみる。
「えっと、そのっ。あなたはリーダーに、…信頼されてますよね。」

あんなピンチに陥ったリーダーが冷静だったのも、彼女が駆け寄るのが見えていたからにちがいない。

「…そうかな?私は私の仕事をできる限りでやっただけだし。」

それがすごいんですって。私は泣いてばかりで自分の仕事すらできない所だった。
リーダーが励ましてくれなかったら、きっと…

「どうした?顔が赤いぞ?」
おっと、顔にでてしまっていた。私のわるいくせだ。

「私だって、何度も失敗を繰り返してきた。無論、リーダーもな。」

彼女は思い出すように、語り出す。


240 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/06(火) 21:48:11 ID:9R2imQkf
「エトリアにいたころ、駆け出しだった私もあいつも。よく先代のリーダーに迷惑をかけたものだ。」

彼女は少し微笑む。
とても、寂しい微笑み。

「強く、美しい人だった。私もあの人のような冒険者になりたいといつも願っていた。」

先代のリーダーについて詳しい話は聞いたことはなかった。
みんな、その事に話が及ぶと、口を閉ざしてしまう。
それを、今、彼女が私に話そうとしている。

「…そ、それで?」

のどがゴクっと音を立てる。
だが。

「…すぅ」

彼女は寝ていた。
ああ、これがパラディンのスキル、ごろ寝か。

「…はっ」

そしてすぐ目を覚ました。
…これもパラディンのスキル、自然治癒のたまものに違いない。

「とにかくだ。失敗をしようが、自分と仲間を信じて、今出来る事をする。
それでいいさ。私も、あいつも、そうしてきた。」

…先代のリーダーの話は無しか。
少し残念だけど。

「それに、私もあいつも。お前の事を信じている。」

今度は、女の私も惚れちゃいそうな、素敵な笑顔でいいはなつ。
今、彼女が言ってくれた言葉が心に響いたからよしとするか。

「あ、ありがどうございまず。」

…涙腺がゆるいのだ、私は。


246 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/07(水) 00:22:49 ID:n0BRZRTl
>>240
>ああ、これがパラディンのスキル、ごろ寝か。
>…これもパラディンのスキル、自然治癒のたまものに違いない。
まさか傷舐めも使うんじゃ…。
 

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