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47 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/16(火) 03:01:08 ID:nw33rRCA
視界一面茶色の世界
しかし、一ヶ所だけ緑に色づく場所がある
否、緑の物体が転がっている

キタザキ 「これは…」
キタザキ助手 「こっ、ここここ、この子…」
眼帯レン 「モリビトか」
おもむろに大きな弓を担いだ地味なレンジャーが、足でその 「モリビト」 を小突く

地味 「弱ってるね」
眼帯 「どうする?」
眼帯をしたレンジャーが冷静に、まるで感情のこもってない言葉を吐く
「どうする?」 という言葉が何を示すのかキタザキの助手には分かってしまった

助手 「や、やめて…!やめてくださいっ! その子ケガしてます…治してあげないと…」
地味 「治す?」
眼帯 「…治して、どうする」
助手 「どうするって…そんなの…」
眼帯 「モリビトを助け…その後どうする?その 「居場所」 のないモリビトをどうするんだ?」
地味子 「どうしようもないんだよ、奪ってしまったから…僕たちが」

地味なレンジャーは感情を押し殺した声で加えた
眼帯レンジャーも唇を噛む

眼帯 「海王も黄金の翼も倒してしまった
   他のモリビトもピクシー類の残党を除いて皆無に等しい…だろう…
   だから…わたしっ…が」
眼帯から一筋の雫が落ちる

地味子 「いいよ眼子…僕がやるから
    僕の弓なら苦しまずに…」


48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/16(火) 03:04:25 ID:nw33rRCA
地味子が弓を真上に掲げる

助手 「そんな…こんなの違います間違ってます!
   キタザキ先生!なんとか言ってやって下さい!」
キタザキ 「…君たちは本当にそれでいいのかね?」
地味子 「ああ…最初から間違ってたさ
    でも今さら正す事なんて出来ないから
    どうしたって僕たちが焼き殺し刺し殺し射ち殺したモリビト達は戻ってこないから…!
    だから…」

感情を尚も抑えようとするあまり逆に地味子の声に力が入る

キタザキ 「ならば…私からは何も言うことはない」

キタザキ助手 「先生!」
キタザキ 「私たちの役目を忘れるな
     石化した冒険者達を救い出さねばならん
     こんなところで内輪揉めを起こしてる場合ではないのだ
     それになにより…これは彼女達の問題だ
     分かるな?」
助手 「分かりません…分かりませんよ…モリビトとかそんなの関係ない…関係ないもん
   だって…だって
   頑張って生きようとしてるのに…」
助手は今にも泣き出しそうな目でモリビトの少女を見つめる

地味子 「ねぇ…やめてよ
    なにも知らないくせに
    僕はなんて言われたっていいけどね
    あんたの言葉で眼子がどれだけ傷ついてるか分かる?」
助手 「……あ……ち、違います…そんなつもりじゃ…」
眼子 「私たち…だってっ…ころ、したくなんか、ない
   でも、…で、も」
モリビト(以下ピキー) 「…く…………ない」


49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/16(火) 03:21:22 ID:nw33rRCA
全員 「!!!!」
ピキー 「…に…た……ない」
助手 「何か…言ってる?」
ピキー 「死に…たくない」

モリビトの少女の言葉は声量こそ小さかったが、全員の胸に深く突き刺さった

助手 「あ…」
キタザキ 「ううむ…」
眼子 「…」
地味子 「くっ」

立ち尽くす一同
だが突然の鋭い敵意、それを眼子はいち早く察知した
眼子 「なんだ…この数は!」
地味子も数瞬遅れて気付く

地味子 「ピクシー!20…いや30はいるね…先生と助手さんは下がってて!」

助手 「は、はい」
数瞬後に小さなモリビトが10ほどモリビトの少女を囲むのが助手には見えた
助手 「あ、あれ?(あの子を護ってる?)」

―――――――――――
地味子 「大丈夫?いける?」
眼子 「ああ」
地味子 「この子達も僕たちが作ってしまった被害者なんだね…」
眼子 「…ああ」
地味子 「…」
眼子 「…終わらそう」
地味子 「僕たちがおわりそうだけど」
眼子 「それは…私も願ったりだ」
地味子 「ふふっ………………僕も眼子となら願ったり…かな」
眼子 「ん?」
地味子 「さ!やるだけやろう!」
眼子 「ああ」

――――――――――――
キタザキ 「聞いてくれ!」

キタザキ 「聞いてくれ…私たちはそのモリビトを救いたい」
地味子 「な!」


50 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/16(火) 03:32:44 ID:nw33rRCA
眼子 「なにを…」
キタザキ 「私なら治せる!その子を…そのモリビトを!」
助手 「だから戦うのをやめて!早く助けないと死んじゃう!」

ピクシー 「#&&*□@§&%」
ピクシーB 「@%§!§*%」
アークピクシー 「ホショウ…ガナイ」

眼子 「保証か…ならこれで…どうだっ」
眼子は大型の弓[ガストラフェテース]を繁みの向こうにぶん投げる

地味子 「あ~あやっちゃった…
    ここでやらなきゃ空気よめな~いだよ、ねっ」
地味子も眼子にならい、愛用の[アーチドロワー]をぶん投げる

キタザキ 「君たち…」


51 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/16(火) 03:37:49 ID:nw33rRCA
助手 「ねえ!これでいいよね!」
アークピクシー 「…シンジヨウ」
キタザキ 「ありがとう
     医者は私だけだ
     そこのモリビトを救うのにあとの三人は必要がない
     解放してもらえないか?」

ピクシー 「㍉㍉㍉㍉㍉㍉㍉㍉」
ピクシーB 「㍉㍉㍉㍉㍉㍉㍉㍉㍉」
アークピクシー 「ホショウガナイ
        ナオセ、ナオセタラゼンインタタカワナイ」

キタザキ 「…分かった」


52 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/16(火) 03:48:51 ID:nw33rRCA
助手 「あ~あの時の先生カッコよかったな~
   まさに、超☆執☆刀!って感じで!」
眼子 「執刀?薬物投与中心だった気が…」
地味子 「素敵な思いでは時間の経過と共にどんどん美化されてくからね…ピキー、みかん取って」
ピキー 「もうないぞ」
地味子 「は?!」
ピキー 「育ち盛りだからな私は」

地味子 「ぬぁーにが育ち盛りだ!食うだけ食ってデカクなった所と言えば、腹だけじゃないか!」
ピキー 「な!私はそんなに太って…ない?」
眼子 「疑問系か」
地味子 「もーいいもん!眼子のミカンを頂くから!(性的な意味で」

終わり


54 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/16(火) 07:10:18 ID:SYUIuK+z
いいな。ちょっと感動した。


53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/16(火) 05:54:15 ID:mgB3w/T7

   ∩___∩     /゙ミヽ、,,___,,/゙ヽ
   | 丿     ヽ    i ノ       `ヽ'
  /  ○   ○ |    / `(○)  (○)´i、 キタザキ先生助けてっ!
  | U  ( _●_) ミ  彡,U ミ(__,▼_)彡ミ ピクシーが!ピクシーが
 彡、    |∪| ,,/   ,へ、,   |∪|  /゙  眠ったまま動かないの!!
 /  ヽ  ヽノ  ヾ_,,..,,,,_ /  '  ヽノ `/´ ヽ
 |      ヽ  ./ ,' 3  `ヽーっ  /     |
│   ヾ    ヾl   ⊃ ⌒_つ ソ      │
│    \,,__`'ー-⊃⊂'''''"__,,,ノ   |      それ寝てるだけだよ >


 

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